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スイスと日本の共通点とは?
本記事は、2023年9月22日に英語で公開されたものです。 世界地図の全く異なる場所に位置する二つの国。一方は日本海と太平洋に挟まれた島国であり、もう一方はヨーロッパの中心にすっぽりと収まった内陸国で、最南端ですら最寄りの海岸から160kmも離れています。 片や人口870万人で毎年0.7%ずつ増加している国、片やその15倍もの人口を抱えながらも毎年0.5%ずつ減少している国。 計算が得意な方なら、いつ両国の人口が並ぶか予測できるかもしれませんが、皆様の手間を省くために私が計算しておきました。現在の推移のままいけば、2243年に両国は「4100万人」という魔法の数字で並ぶことになります。スイスは増加し続け、日本は減少し続けて……。 不老不死の薬が発明されない限り、私たちがその歴史的瞬間を目撃することはないでしょうが、確実にその未来に向かっていることだけは間違いありません。 もちろん、そんなに増えた人口をスイスのどこに収容するのかという些細な問題はありますが、それは未来の政治家たちに悩んでもらうことにしましょう。 スイスの人口の約30%は移民で構成さ
rowiko2
12月10日読了時間: 8分
在日27年――人生の半分
本記事は、2023年9月17日に英語で公開されたものです。 今月で、私が日本という地に足を踏み入れてから27年が経ちます。日本人の妻と共に、この国で新たなスタートを切るためにやって来ましたが、当時は日本のことをほとんど知らず、以前に休暇で数週間滞在したことがあるだけでした。 この機会に、この魅力的で――時に混乱させられる――国での生活体験を綴るブログを始めようと思いました。「27周年」という中途半端な時期を選ぶのは奇妙に見えるかもしれませんが、ある意味、これは論理的な選択なのです。 なぜなら、私は母国で過ごした年月とまったく同じ年月を日本で過ごしたという、重要な節目を迎えたからです。それぞれ27年ずつ。それにイギリスでの居住歴1年を加えると……計算が得意な方ならすぐに私の年齢がバレてしまいますね。55歳です。 55歳は一般的に大きな節目の誕生日とは見なされませんが、人生において重要なポイントであることに変わりはないと思います。まだ「中年期」(40歳から65歳くらいと言われていますね)のど真ん中にいますが、突然、定年退職というゴールがぐっと近
rowiko2
12月10日読了時間: 5分
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