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「奇妙な法律」の国

  • rowiko2
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:1 日前

本記事は、2025年1月12日に英語で公開されたものです。

 

日本という国は、決して私を驚かせることをやめません……。


先日、2年に一度義務付けられている車の定期点検(「車検」)の時期が来ました。点検に合格すると、その車が基準を満たし走行可能であることを証明するステッカー(検査標章)がフロントガラスに貼られます。ここまではいいでしょう。


数日後、ディーラーから新しい車検証とステッカーの準備ができたと連絡があり、店に行きました。しかし、従業員が運転席側にステッカーを貼ろうとしたので、私は「視界の邪魔になるから」と彼を止めました。邪魔にならない「いつもの場所(中央)」に貼ってくれるよう頼んだのです。すると、「今は法律で運転席側(の右上)に貼ることが義務付けられているんです」と言われたのです……。


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帰宅して調べてみると、確かに車検ステッカーは今やフロントガラスの右上(右ハンドルの場合)に貼らなければならないことが分かりました。どうやら、ドライバーと当局の両方から有効期限がはっきり見えるようにするためだそうです……。


まあ、確かにドライバーからはよく見えますよ! イライラするほどに……。

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皮肉なことに、リアウィンドウ(後部ガラス)にステッカーを貼ることは、視界を妨げる可能性があるとして法律で禁止されています……。


筋が通ってますよね? だって運転中、私たちはフロントガラスよりもリアウィンドウを見ている時間の方が圧倒的に長いんですから!(皮肉です)


ネットで調べていると、もう一つ度肝を抜くような交通法規を見つけました。1960年代まで、日本では赤や白の車は許可されていなかったのです! なぜかって? ドライバーが消防車やパトカー、救急車などの緊急車両と見間違えて混乱する可能性があるからです。よほど注意深くないと、どの車に道を譲るべきか分からなくなってしまう……ということでしょうか。そんなクレイジーな法律が生き残らなくて本当に良かったです!


とはいえ、一見バカげた法律はまだ他にも存在しています。


例えば、郵便ポストにアイスクリームを入れるのは違法です。そんな衝動に駆られたことは一度もありませんが、これをやると最長5年の懲役、または最大50万円(記事原文ではUSD 3,000)相当の罰金が科されるそうです。知っておいて損はないですね……。


郵便といえば、隣人の郵便物が誤って自分のポストに入っていた場合、それを直接本人に手渡すのも違法だそうです。親切で当たり前の行為のように思えますが、郵便法第42条によれば、差出人と受取人のプライバシーを守るために禁じられているようです。ですから、誤配達の郵便物があったら、郵便局に返して処理してもらわなければならないのです。


どうやら私は、知らず知らずのうちに何度か法律を破ってしまっていたようです……。誰にも言わないでくださいね!


そして、日本国民が南極へ行く前に政府に届け出なければならないという法的義務もあります。ほとんどの政府は国民の休暇の計画なんて気にしないでしょうが、日本では環境破壊から南極を守る条約のため、届け出が必要です。


観光目的の場合、渡航前に環境省に届出書を提出し、確認を受ける必要があります。研究探検の場合は、確認ではなく申請が必要です。これを怠ると、最大50万円(USD 3,000)相当の罰金が科される可能性があります。


私は日本国籍を持っていないので、この法律は適用されないはずです。良かったです。


もちろん、私が南極旅行を計画する可能性は、郵便ポストの投函口にアイスクリームを押し込みたいという誘惑に駆られる可能性と同じくらい低いですが……。ただ、車の後ろに貼ってあるステッカーで当局に罰せられないことを祈るばかりです……。

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